事業内容
新築屋根葺き上げ
お施主様のご希望に沿ったプランをご提案し、新築の屋根に瓦を葺きます。近隣の方への配慮やがれき・ほこり飛散の防止に考慮しながら安全に施工を行います。
屋根瓦葺替工事
アスベスト飛散の防止(シールドサクション工法)に考慮しながら安全に施工を行います。古い瓦を降ろして処分し、悪い箇所の下地を補修し、新しい下葺き材を敷き、新しく瓦を葺きます。補修箇所も含め、全体を点検し、お施主様の不安を軽減しながら、ご希望に沿うプランをご提案いたします。
また、平成15年頃までに使用されたアスベストを含む屋根材の点検も行っておりますので、葺き替えをご検討される際は一度ご相談ください。
雨漏り補修工事
雨漏りの原因を探し、補修致します。
瓦が劣化すると、雨漏りの原因になります。セメント瓦・金属屋根等は30年経過でメンテナンスをお勧めいたします。
リフォーム工事
お家のことでお困りごとはありませんか?
水廻りの取替や、住宅設備の改修、エクステリア工事など
お気軽にご相談ください。
雨樋取替工事
古い雨樋を撤去処分し、新しく雨樋を取付けます。
「雨水の流れが悪い」、「樋が外れている」、「落ち葉、泥がたまっている」等日常生活で気になる箇所がある場合はお取替え・補修のタイミングです。梅雨、台風前の点検も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
雨樋補修工事
雨樋の水漏れなどを補修いたします。
雨樋は葉っぱなどが入ったままにしておくと雨樋がつまり、水漏れの原因となります。定期的な点検を行い、お取替えの頻度をできるだけ減らして長く使い続けられるよう補修を行います。
その他何でもお問い合わせ下さい。
サクション工法
三栄建材工業は石綿を周辺に飛散させず安全に解体できる
「シールドサクション工法」を用いて作業することができる
薩摩川内市で唯一の会社です。
石綿の入った屋根解体に潜む危険
平成15年以前に屋根材として使用された化粧スレート・波形スレートはアスベスト(石綿)を含有しています。
石綿の繊維は、髪の毛の約1/5000程度と極めて細かいため、浮遊しやすく吸収されやすい特徴があります。束状になった石綿繊維に外力が加わりバラバラになると、石綿繊維は簡単に飛散してしまいます。
石綿を含んだ屋根材を何の対策も取らずに解体すると、アスベストが近隣まで飛散してしまい、作業者だけでなく近隣住民までも呼吸によって吸い込み、吸い込まれた石綿繊維が肺に入り組織に刺さります。そして呼吸をするたびに肺を刺激し、肺胞を突き抜けて胸膜に刺さります。体内に入った石綿繊維は排出されにくく、体内に蓄積し続けます。その後20~40年の潜伏期間を経て「石綿肺」や「肺ガン」、「中皮腫」などの健康障害を引き起こす恐れがあります。
これらアスベストを含んだ建築材及び建物の解体については特に注意を要する旨の通達が監督官庁である厚生労働省よりなされています。
屋根用化粧スレートの解体
現行法では石綿含屋根材の撤去作業において防護服を着用し、ヘルメット、ゴーグル、レベル3用防じんマスク、
更に発散防止用の防火シートで建物全体を覆いその中で屋根上に散水しながら行うものです。
また、防火シートは屋根頂部より1メートルまで必要です。
一般住宅に施工されている屋根材は通常約4寸勾配(約21.5度)程度であり、
この勾配で散水すると摩擦力は約1/80まで低下してしまい、作業者は屋根上に立つ事ができなくなります。
業界では雨天での屋根上作業は転倒、墜落等の危険性が高いため禁止が通例となっています。
また、屋根材のない部分に水がかかることにより雨漏りもしてしまいます。
屋根材の撤去工程において釘抜き作業時に屋根材が傷付けられるため、
この作業で飛散石綿が発生しているのを数々の実験で確認しました。
通常一枚の屋根用スレートに4本の釘で留めつけてあります。
固定釘を1本引き抜くだけで約20,000本から30,000本もの飛散石綿が発生します。
※石綿の入った屋根材の解体を安くするために何も対策をせずに解体しているところがとても多いのが現状です!!
三栄建材工業はシールドサクション工法を取り入れています!
シールドサクション工法は「安心」「安全」「安価」な石綿飛散防止工法です。
専用工具を使用し、高速(約20/sec)の風で、釘と飛散石綿を発生源より吸収除去する工法で、屋根上に水を撒く必要が無いので作業者は安心して作業ができ、アスベストの飛散が無く周辺住民の方々にも安心・安全な石綿飛散防止工法です。
安全(作業者が湿潤化で滑りません)
安心(周辺への石綿飛散がほとんどありません)
安価(家全体を覆う頂部1mまでのシート養生はいりません)
≪シールドサクション工法機器、工具の特徴≫
シールドサクション工具
トラップボックス
クリーンルーム用掃除機
ダブルサクション工具
作業手順
シールドサクション工法
1.棟板金・雨押板金などの撤去
釘が石綿屋根材を貫通していない場合、通常の釘抜き工具を使って取り外します。
2.棟用貫板の撤去
棟用貫板の固定釘は石綿屋根材を貫通しているので、ダブルサクション工具を使って取り外します。
3.石綿屋根材の撤去
シールドサクション工具を使って固定釘を取り外します。
4.屋根上の清掃
工具先端を床ノズルに取り替え、屋根上を清掃します。
ダブルサクション工法
波型スレートの場合
波型スレートは、シールドサクション工具では吸引できない長い釘で固定されています。 そのため、工具先端をダブルサクション工具に取り替え、フードで覆った状態で釘を取り外します。
かわらUの場合
波型スレートと同様、シールドサクション工具では吸引できない長い釘で固定されています。
そのため、工具先端をダブルサクション工具に取り替え、フードで覆った状態で釘を取り外します。
各種実績
シールドサクション工法は、屋内試験においても、敷地境界基準を十分に満足しています。
試験は、三井化学㈱・山口県産業技術センター・㈱コトガワ山口県瓦工場共同組合4者で実施。試験データは「石綿対策技術委員会、研究開発成果書、2007」に掲載されています。
各種実績
受賞・採択
シールドサクション工法は、数々の特許・意匠等を取得しており、安心・安全な石綿飛散防止工法として、関係各所より高い評価をいただいています(株式会社コトガワ取得)。
年 度 | 機 関 | 内 容 |
2007年度 | 厚生労働省 | 全国の労働局・労働基準監督署に通達(了知)が出され、使用することが可能となりました |
2010年度 | 国土交通省 | 新技術情報提供システム(NETIS)に登録され、公共事業への対応が可能となりました。 |
2011年度 | 経済産業省 特許庁 |
特許庁長官表彰「知財功労賞」受賞 |
2011年度 | 建設業労働 災害防止協会 |
建災防「顕彰基金による顕彰」受賞 |
2012年度 | 中国地域NBC | 中国地域ニュービジネス協議会「特別賞」受賞 |
2017年度 | 厚生労働省 | 石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアルの石綿指針に工法内容が掲載されました(2.11版、p.69)。 |
区 分 | 番号 | 内 容 |
特 許 | 第4235248号 | 掃除装置 |
第5247267号 | 塵芥吸引装置 | |
第5292006号 | 釘抜き | |
第4958731号 | 掃除装置及びごみの除去方法 | |
第5258256号 | アスベストを含む粉塵の大気飛散防止方法 | |
第5075513号 | 掃除装置 | |
第5048958号 | 石綿ダスト捕集方法 | |
第5048967号 | 石綿スレート板の留め具の除去方法 | |
実用新案 | 第3131133号 | 石綿含有屋根材の止め釘の抜き具 |
第3136657号 | 釘抜き装置 | |
意 匠 | 第1347731号 | 釘抜き装置 |
第1350841号 | アスベストダストの吸引装置 | |
商 標 | 第5004317号 | シールドサクション/SHIELD SUCTION |
第5333923号 | SS管理委員会/Shield Suction | |
第5601722号 | Shield/Suction/Method | |
第5601723号 | 石綿対策技術委員会 | |
第5601724号 | シールドサクション工法/Shield Suction Method | |
立体商標 | 第5999565号 | シールドサクション |
全国SS管理委員会
各県に合同会社を設立し、シールドサクション工法の普及活動・講習会の実施・工具リース管理・石綿屋根材の安全な撤去・書類管理などを行っています。
山口県・鹿児島県・宮城県・茨城県・愛知県・京都府・島根県・福岡県・愛媛県・広島県・大分県・長崎県・福島県・奈良県で設立(設立順、15府県で67社301名が登録、2017年6月現在)
全国SS管理委員会の窓口
連合会役職 | 都府県 | 事業所 |
会 長 | 宮城県 | 高橋屋根工業㈱ |
副会長 | 茨城県 | 宮原瓦工業㈲ |
副会長 | 愛知県 | シノゲン瓦工業㈱ |
副会長 | 鹿児島県 | ㈲瀬戸口屋根工業 |
事務局 | 山口県 | 石綿対策技術委員会 |
特許権者 | 山口県 | ㈱コトガワ |
山口県 | ㈱磯部公 | |
京都府 | ㈱アルファ | |
島根県 | 長浜工業㈱ | |
鳥取県 | ㈲笹間建材店 | |
福岡県 | ㈲福博瓦工業 | |
愛媛県 | 三州瓦センター松山 | |
広島県 | ㈲えびの瓦商店 | |
大分県 | ㈱大菱産業 | |
長崎県 | ㈲吉川商事 | |
福島県 | 門馬屋根工業㈱ | |
奈良県 | 石野瓦工業㈱ |
鹿児島県SS管理委員会
鹿児島県では、県内の屋根工事業者6社が一致団結し、平成22年4月に全国で最初の事業所として、合同会社を設立しました。
現在、講師7名、技能講習修了者28名で活動を行っています。
当委員会では、作業者や周辺住民の方々を石綿被害から守るため、作業環境の改善や行政・業界への工法普及に取り組んでいます。
石綿屋根材の撤去に関するご相談等ありましたら下記の窓口にお問い合わせください。
鹿児島県SS管理委員会の設立メンバー
会社名 | 電 話 | 住 所 |
㈲瀬戸口屋根工業 | 0996-53-1078【事務局】 | 薩摩郡さつま町柏原3100 |
㈱窪弘商店 | 0996-43-4766 | 鹿児島県川上町1080-1 |
㈲徳重瓦工場 | 0996-36-2049 | いちき串木野市大里259-3 |
㈱三栄建材工業 | 0996-27-2411 | 薩摩川内市高江町975 |
㈲下舞工業所 | 0993-53-3301 | 南さつま市加世田内山田3000 |